空手で鍛えた確かな実力と華のある戦績を持ちながら、今ひとつ好感度が伸び悩んでいる――そんな声がよしきまるさんについてちらほら聞こえています。
格闘技イベント「ブレイキングダウン」でも際立つ存在だっただけに、「強いのになぜ人気が出ないのか？」という疑問を持つ人は少なくありません。
現代では実力だけで評価されることは少なく、SNSでの発信や試合以外での立ち振る舞いがイメージ形成に大きく影響しています。
よしきまるさんには好意的な声もある一方で、「ちょっと苦手かも…」という印象が生まれる背景には、どのような理由があるのでしょうか。
華々しい戦績や空手歴といった表の実績と、ネットで語られる”裏の印象”。
このギャップこそが、よしきまるさんの複雑な立ち位置を表しているのかもしれません。
よしきまるの戦績がすごい！
よしきまるさんの強さを証明する最も確かな材料が、これまでのブレイキングダウンでの戦績です。
空手歴25年の実力を武器に、テクニックと冷静さで多くの試合を制してきました。
以下に、これまでの主な対戦成績と内容をまとめました。
| 大会名 | 対戦相手 | 階級 | 勝敗 | 試合内容・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| BD7 | てる | フェザー級 | 判定勝ち | 空手の構えから鋭い打撃を繰り出し、距離を支配。初登場ながら落ち着いた試合運びが光った。 |
| BD8 | しんくうけん | フェザー級 | 判定勝ち | トリッキーな相手に対し、丁寧なローと間合いで封じた。実力者としての片鱗を見せた一戦。 |
| BD9 | 内藤大地 | フェザー級 | 判定負け | 終始プレッシャーをかけられ、攻め切れず。攻防は拮抗していたが、やや受け身に回った印象。 |
| BD10 | てる（再戦） | フェザー級 | 判定勝ち | 前回よりも余裕のある展開で、リベンジを許さず完封勝利。技術面での成長が感じられた。 |
| BD13 | 龍志 | フェザー級 | 判定勝ち | 空手スタイルを活かし、冷静な打撃戦で安定勝利。キャリアを積んだ選手らしい落ち着きが印象的。 |
| BD14 | 冨澤大智 | フェザー級 | 延長判定負け | 勝敗を分けたのはわずかな差。接戦の末に惜しくも黒星。初の公式大会での敗戦として話題に。 |
| BD15 | TETSU | バンタム級 | 不戦勝（判定） | 相手の計量オーバーにより勝者扱いに。実力を見せる機会が得られず、複雑な空気が残った。 |
全体としては、実力による勝利が5戦、不戦勝が1戦、敗北は2戦。
表面的な数字だけを見ると大きなインパクトは感じづらいかもしれませんが、それぞれの試合内容を見ると、技術の確かさと安定感が際立っています。
初期の試合では空手らしいローキックや間合い管理が印象的で、相手の動きを的確に制してペースを握る場面が多く見られました。
特に「てる」さんとの2度の対戦は、成長を体現するような展開となっており、再戦では明らかに完成度の高い試合運びを見せています。
一方で、内藤大地さんや冨澤大智さんといったタイプの異なる強豪との対戦では、対応力の課題も浮き彫りになりました。
特に冨澤戦は、どちらが勝ってもおかしくない展開で、敗北といっても内容的には評価の分かれる試合でした。
また、TETSU戦では計量問題により本来の試合が行われず“ノーリアクション勝利”となったため、ファンからは「しっかり戦ってほしかった」といった声も。
実力を見せる場面が奪われたことで、やや評価が揺らぐ形となりました。
ただし、こうした複雑な状況の中でも、よしきまるさんの試合に対する誠実な姿勢や、攻め急がず丁寧に組み立てるスタイルは一貫しています。
相手が誰であれ自分の距離感とリズムを崩さず戦う姿勢は、玄人のファンからの評価が高い要因でもあります。
ブレイキングダウンは“魅せる格闘技”の側面が強く、派手さやキャラの強さが注目されがちですが、その中で実力本位で勝ち星を積み重ねているよしきまるさんは、異質ながらも貴重な存在といえるでしょう。
今後は、より明確なKOや圧倒的勝利を見せることで、一般層からの支持も広がっていく可能性があります。
今の時点でのよしきまるさんは「派手ではないが、確実に強い」という評価が定着しつつあり、次戦がどのような形になるのかにも大きな注目が集まっています。
試合内容の質と戦績の安定感から、今後のブレイキングダウンでも中核を担う存在として目が離せません。
よしきまるの空手歴がすごすぎる
よしきまるさんの空手歴は、単なる長さだけでなく“結果”に裏付けられた説得力があります。
以下の表をご覧いただくと、その凄さがより具体的に見えてくるはずです。
| 年度 | 大会名 | 成績 | 備考・ポイント |
|---|---|---|---|
| 幼少期〜中学期 | 各地方大会（名称多数） | 13大会連続優勝 | 小学生〜中学生にかけての無敗記録。少年期から圧倒的な勝率を誇る。 |
| 2012年 | 極真空手 大仏杯 | 優勝（初） | 本格的な全国レベルでの優勝。以後、全国大会常連に。 |
| 2013年 | 極真空手 大仏杯 | 優勝（2連覇） | 前年に続き2連覇。実力の安定感が際立つ。 |
| 2016年 | 極真会館 全日本大会 | 優勝 | 国内最高峰の大会で優勝。階級別トップに。 |
| 同年 | 極真会館 世界大会 | 優勝 | 世界王者のタイトルを獲得。実績面で大きな転機に。 |
| 2017年 | 極真会館 全日本ウエイト制大会 | 第3位 | 階級別の中でもハイレベルな大会。連続入賞の始まり。 |
| 2018年 | 極真会館 全日本ウエイト制大会 | 準優勝 | より上位に食い込む形で実力が向上していることを証明。 |
| 2019年 | 極真会館 全日本ウエイト制大会 | 準優勝 | 2年連続で準優勝。トップ層と互角に渡り合っている証。 |
こうして一覧にしてみると、よしきまるさんの空手人生は、少年期から大人になるまで、常に“勝ち続けてきた歴史”の連続であることがよくわかります。
特に2016年の全日本大会・世界大会でのダブル優勝は、格闘家としての評価を決定づけた大きな転機だったと言えるでしょう。
また、全日本ウエイト制大会では2017年から3年連続で表彰台に立っており、一過性の成果ではなく、トップ層で安定した力を発揮していることが実績からも明らかです。
一般的にウエイト制の大会では階級ごとの技術の差やスピード・パワーの違いが如実に出るため、それらを乗り越えて準優勝・3位という成績を連続で残すのは並大抵ではありません。
さらに注目すべきは、こうしたハイレベルな戦いを経験してなお、現在は道場を開き、指導者としても活躍している点です。
試合だけでなく教育的な面でも貢献していることで、空手家としての総合的な価値が高いという印象を受けます。
このように、よしきまるさんの空手歴は“長い”だけではなく、“強さと成果が一貫している”という点において、他の格闘家とは一線を画しています。
戦績表の一つひとつに、その時々の努力と成長がにじみ出ており、それが現在のブレイキングダウンでの戦いにもつながっているのです。
よしきまるは不人気？
よしきまるさんが「不人気なのでは？」と囁かれる理由には、実際にSNS上で交わされている声が色濃く反映されています。
たとえば、ブレイキングダウン運営の溝口勇二さんが2025年4月に投稿したX（旧Twitter）では、「視聴者人気が低い」「相手選手に嫌がられる」といった生々しい舞台裏が語られました。
表には出づらいこの種の情報は、よしきまるさんに対する評価が“強さ”とは別の次元で左右されている現実を象徴していると言えるでしょう。
実際、ブレイキングダウンの中でもよしきまるさんの戦績は安定しています。
空手仕込みのローキックや距離感を活かした戦術は、派手さよりも堅実さが際立つスタイルです。
ところが、視聴者の多くが大会に求めているのは、試合の技術よりもキャラ性や劇的展開といった“盛り上がり”。
そのギャップが「強いのに話題にならない」「勝ってるのに印象が残らない」といった現象を生み、人気面での評価が伸び悩む結果につながっているのです。
また、試合そのものが静かで、煽り合いやエンタメ要素が少ない点も理由のひとつ。
ブレイキングダウンでは、事前会見や舞台裏でのやりとりが注目を集め、選手の人気やカード編成に大きな影響を及ぼしています。
そのなかでよしきまるさんは、自身を“見せる”よりも“戦う”ことに集中するタイプ。
格闘家としては極めてまっとうな姿勢ですが、視聴者や運営サイドの「盛り上がる試合をつくりたい」という意図とすれ違っている面があるのかもしれません。
不人気と言われる背景には、戦績や実力とは別の“空気感”や“キャラクター力”が求められる大会構造があり、それがストイックな選手にとって不利に働いてしまうという現実が垣間見えます。
こうした状況を踏まえると、よしきまるさんの現在の立ち位置は、エンタメ性を重視する時代において“真剣勝負の格闘家”が評価されにくいという構造的な矛盾の中にあるとも言えるでしょう。
嫌われている理由は？気持ち悪い？
よしきまるさんが「不人気」「嫌われている」と言われる背景には、対戦相手や運営関係者から「避けられている」という印象が影響しているようです。
例えば、Yahoo!知恵袋には「しもみシュランさんやよしきまるさん、江畑さんのような空手系かつ蹴り主体の選手は、ブレイキングダウンで対戦したくない」という声があり、「試合が盛り上がらないから」という理由が明記されています。
これは単なる印象論ではなく、実際に選手側からも避けられている傾向があることを示唆しています。
また、運営関係者と思われる人物のSNS投稿も一部で注目されました。
具体的な発言内容は明らかではないものの、「相手選手がカードを嫌がる」「視聴者人気が低い」といった言及がSNS上で話題となり、一部ファンの間で「やはり裏でそういう評価なのだ」という見方が広がりました。
これらの反応から、関係者間でもよしきまるさんが「扱いづらい存在」と見られている可能性がうかがえます。
よしきまるさんのファイトスタイルは、的確な蹴り技を軸とした安定感のある空手ベースで、戦績は非常に堅実です。
しかし、ショー要素が強いブレイキングダウンでは、「視覚的な派手さ」や「感情の起伏」が求められる傾向にあり、よしきまるさんのスタイルはこの演出面とやや合わない部分があります。
そのため「印象に残らない」「話題にならない」といった評価を受けやすく、勝利しても人気につながりにくい状況が続いています。
一部視聴者からは、試合以外での表情や振る舞いに対して「冷たく見える」「感情が見えにくい」という印象を持たれ、それが「気持ち悪い」「怖い」といった感情反応を引き起こすケースもあるようです。
もちろん、こうした反応は個人の受け取り方に大きく左右され、一部の意見に過ぎませんが、「なぜか苦手」と感じる層が一定数存在することは否定できません。
全体として、よしきまるさんは実力と結果に対する敬意を集めながらも、キャラクター性や演出面でのギャップが人気を妨げている構図が見えてきます。
今後の評価を左右する鍵は、技術力に加えて「どう見せるか」という部分にあるのかもしれません。
まとめ
よしきまるさんは、空手で磨いた技術と着実な戦績を持つ実力派でありながら、ブレイキングダウンという舞台では「なぜか不人気」と感じられる場面があるようです。
感情を抑えた落ち着いた立ち居振る舞いや蹴り主体のスタイルが「盛り上がりに欠ける」と受け取られやすく、一部では「気持ち悪い」「怖い」といった印象を持つ声も見られます。
対戦相手や関係者の間でも、そのスタイルへの評価は分かれており、視聴者からも賛否両論の反応が寄せられています。
しかし、すべての声が否定的なわけではありません。
派手なパフォーマンスより実直な強さを重視するファンからは、「本物の強さを感じる」「飾らない姿がむしろ好感が持てる」といった支持も根強く存在しています。
よしきまるさんは「評価されにくい強さ」を持つ選手であり、そのスタイルが時に誤解や議論を呼ぶ要因になっているのでしょう。
今後、彼がどのような道を選び、どんなスタンスで戦っていくのか——その歩みは、格闘技の未来を考える上でも、重要なヒントになるのではないでしょうか。
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