BreakingDownや地下格闘技で注目を集める重量級ファイター・ぶーちん。
本名や経歴、戦績だけでなく、壮絶な生い立ちや二度の逮捕歴、そしてファンの間で名物となった”マウスピースとの戦い”まで、その人生は波乱万丈です。
この記事では、ぶーちんがどんな人物なのか、過去から現在までの歩みを詳細にまとめます。
格闘技ファンはもちろん、彼の人間味あふれる魅力に惹かれる方にも必見の内容です。
ぶーちんのwikiプロフィール
- リングネーム：ぶーちん
- 本名：片桐 祥太（かたぎり しょうた）
- 生年月日：1992年11月30日（32歳）
- 出身地：埼玉県（富士見市 → 三芳市 → さいたま市西区指扇）
- 身長：177cm
- 体重：130kg（BreakingDown14.5時）
- 階級：無差別級
- 職業：格闘家、元建設業経営者、YouTuber
- 格闘技歴：正式な競技経験なし（喧嘩実戦豊富）
- 愛称：「大宮喧嘩自慢」
- 名前の由来：DJ社長（Repezen Foxx）が命名
ぶーちんは、格闘技イベント「BreakingDown」や地下格闘技で注目を集める無差別級ファイターです。
1992年11月30日生まれの埼玉県出身で、富士見市・三芳市を経て、さいたま市西区指扇で育ちました。
身長は177cm、体重は130kg（BreakingDown14.5出場時）という圧倒的な体格を誇ります。
格闘技の正式な競技経験はないものの、若い頃から喧嘩の実戦経験が豊富で、地元では「タイマン無敗」の異名を持っていました。
BreakingDownの舞台では、その豪快なファイトスタイルと独特なキャラクターでファンの心を掴み、SNSやYouTubeでの発信でも人気を拡大しています。
重量級ならではの迫力と、時にお茶目な一面を見せるギャップが魅力で、格闘技ファン以外にも幅広い層から注目される存在です。
ぶーちんの本名や由来
ぶーちんの本名は片桐祥太（かたぎり しょうた）です。
地元・埼玉県で生まれ育ち、学生時代から大柄な体格と喧嘩の強さで知られていました。
リングネームの「ぶーちん」は、人気YouTuberグループRepezen Foxx（レペゼンフォックス）のリーダー、DJ社長が命名したものです。
この名前には特別なエピソードがあり、DJ社長は単なる知人ではなく、ぶーちんにとって人生の転機を与えた師匠的存在です。
かつてDJ社長の動画を見たことがきっかけで、「自分も有名になりたい」という目標を抱くようになり、その後のYouTube活動やBreakingDown出場へとつながっていきました。
現在、「ぶーちん」という名前は本名以上にファンや格闘技界で浸透しており、SNSや試合映像でもほとんどこのリングネームで呼ばれています。
彼にとっては、過去からの脱却と新しい人生を象徴する大切な名前といえるでしょう。
ぶーちんの壮絶な生い立ちと更生までの道
幼少期と家庭環境
埼玉県富士見市で生まれ、三芳市を経て、さいたま市西区指扇に転居。
父親の経営する焼き鳥店が閉店後、家庭環境が悪化。
母親への暴力、そして自身も瓶で殴られ骨折するなど過酷な日々。
左目上の傷はその時の名残。
父親の暴力は日常的で、小学校時代は恐怖と屈辱の中で過ごしました。
転校や貧困も重なり、同級生からのいじめも経験。
幼心に「いつか自分を傷つけた人間に復讐する」という感情を抱くようになります。
暴走族時代
小学6年生で両親が離婚し、祖母の家で生活を開始。
中学入学と同時に喧嘩の日々が再開。
同年代に負けなし。
高校を3ヶ月で退学。
16〜17歳で暴走族「大宮連合飛龍会」を立ち上げ総長に。
暴走族総長として20人規模のメンバーをまとめ上げたぶーちんは、大宮の喧嘩自慢として地元で知られる存在になります。
喧嘩の強さはもちろん、統率力も発揮し、若くして名を轟かせていきました。
逮捕と服役
2012年9月：「カラーギャング46人検挙事件」に関与。
木刀で相手を殴り、2人を重傷に。
凶器準備集合罪で逮捕、懲役4年・執行猶予5年の判決。
この事件は地元を震撼させ、週刊誌やニュースでも取り上げられました。
被害者は後に日常生活を送れるまで回復しましたが、ぶーちんにとって人生の大きな転機となります。
更生と再起
執行猶予中もヤクザの下で危険な仕事に従事。
23歳で建設業に転身。
26歳で独立し、従業員10人を抱えるまでに成長。
経営難から再び窃盗で逮捕、懲役3年・執行猶予4年。
8ヶ月間の留置場生活で「有名になって人生を変える」という決意を固めたぶーちん。
出所後はSNSやYouTubeでの発信を開始し、DJ社長（Repezen Foxx）の動画出演を果たし、一躍知名度を高めました。
ぶーちんのBreakingDownでの活躍
ぶーちんが格闘技ファンの間で一気に知名度を上げたきっかけが、人気格闘技イベントぶーちんが格闘技ファンの間で一気に知名度を上げたきっかけが、人気格闘技イベント「BreakingDown」への参戦です。
喧嘩自慢として名を馳せた彼は、試合経験こそなかったものの、豪快な突進と圧のある打撃で観客を魅了しました。
中でも印象的だったのは、大宮代表を懸けた選考会での熱戦と、Breaking SLAPでの判定勝利。
さらに、オーディションでは格闘技以外の”人間味”でも話題を呼びます。
ここでは、ぶーちんのBreakingDownでの歩みを振り返ります。
BreakingDown10（大宮市代表オーディション）
- 大宮市代表を懸けた「第2回喧嘩最強決定戦」選考会に出場。
- ホール・大雅・レオンと対戦し、膝蹴りであばら骨折、鼻骨骨折、顎にヒビの大ダメージ。
- 最後まで戦い抜く姿がYA-MANや観客から称賛される。
この試合でぶーちんは初めて”公式の敗北”を経験します。
しかし、痛みを押し殺して最後まで立ち続ける姿勢は、多くのファンの心を掴みました。
YA-MANからも「大宮を背負って戦っているのを感じた」と賞賛され、結果以上の価値を残した試合です。
BreakingDown14.5（Breaking SLAP）
- 新競技「Breaking SLAP」の第3試合で坂前由基と対戦。
- 3ラウンドの末、満場一致の3-0判定勝ち。
- 師匠エンセン井上の下で毎日10発のスラップ練習を受けていたことを明かす。
Breaking SLAPは、平手打ちだけで勝負する過酷な競技。
ぶーちんは得意の腕力と精神力で相手を圧倒し、判定勝利を掴みました。
試合後のインタビューで見せた笑顔と、腫れた頬の対比が印象的でした。
BreakingDown16（オーディション）
- チーム大和魂（エンセン軍団）の一員として登場。
- 益荒男無差別級王者として堂々とベルトを披露。
- 元大相撲力士・把瑠都との掛け合いでお笑いセンスを発揮。
このオーディションでは、試合よりも人間味とユーモアが光りました。
把瑠都から「一回立ってもらっていいですか？」と言われた際に即座に「立ってんだろバカ」と返し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。
ぶーちんの地下格闘技戦績（2024〜2025）
BreakingDownの舞台で注目を浴びたぶーちんですが、その活躍の場は公式イベントだけにとどまりません。
地元埼玉をはじめとするアンダーグラウンドな格闘技大会にも積極的に参戦し、重量級ならではのパワーと打たれ強さを武器に数々の試合をこなしてきました。
ここでは、2024年から2025年にかけての地下格闘技での戦績を振り返ります。
2024年6月9日：和魂 団体対抗戦
- 結果：8秒KO勝ち
- 開始直後の鋭い右ストレートで相手をマットに沈め、試合は瞬殺。
- この勝利で地下格闘技界でも一気に名前が広まりました。
2024年7月21日：益荒男二十八陣
- 対戦相手：サモア
- 結果：1R 30秒KO勝ち
- 序盤から距離を詰め、一撃必殺のパンチで相手を仕留める圧巻の試合運び。
2024年8月4日：GARDEN 新木場FACTORY
- 対戦相手：デカちゃんマン
- 結果：判定勝ち
- 重量級同士の殴り合いとなり、互いに譲らぬ展開の末、判定で勝利。
2024年11月3日：益荒男二十九陣（MMA無差別級）
- 対戦相手：かずややねんけど
- 結果：1R 28秒TKO負け
- MMAルールに適応しきれず、早期TKO負けを喫する。
2025年4月13日：益荒男三十陣（無差別級KICK タイトルマッチ）
- 対戦相手：府中のすしざんまいパオーン
- 結果：延長判定勝ち（3-0）
- 王者決定戦で延長までもつれ込む接戦を制し、無差別級KICK王者の座を獲得。
このように、ぶーちんはBreakingDown以外でも短期間に数多くの試合をこなし、その多くで結果を残しています。
とくに2025年4月の王座獲得は、地下格闘技での彼の地位を決定づける一戦となりました。
ぶーちんの犯罪歴
ぶーちんは、格闘技で名を馳せる以前に二度の逮捕歴を持っています。
どちらも若い頃の荒れた生活の中で起きた事件であり、本人はこれらの過去を包み隠さず公表しています。
ここでは、それぞれの出来事を時系列で紹介します。
2012年9月：カラーギャング46人検挙事件
- 暴走族OBとして抗争に参加し、木刀を2本携帯。
- 「殺すつもりで」相手を殴り、2人を重傷（後に回復）に追い込む。
- 凶器準備集合罪で逮捕され、懲役4年・執行猶予5年の判決。
この事件は週刊誌やニュースでも大きく取り上げられ、地元での彼の名を一気に広めることとなりました。
事件の影響は大きく、その後の人生にも暗い影を落とします。
2010年代後半：工具窃盗による再逮捕
- 23歳で建設業に転身し、26歳で独立。従業員10人を抱えるまで成長。
- 経営経験不足から借金を抱え、新築現場から電動工具を窃盗。
- 懲役3年・執行猶予4年の判決を受け、8ヶ月間の留置場生活。
この留置場生活で、ぶーちんは「有名になって人生を変える」という強い決意を固めます。
ここからSNSやYouTubeでの発信を開始し、格闘技への道へと進むことになりました。
このように、ぶーちんの犯罪歴は確かに重い過去ですが、それを隠さず語り、反省を行動で示しながら新しい人生を歩んでいることもまた事実です。
ぶーちんとマウスピースの関係
ぶーちんの試合といえば、その豪快なファイトスタイルだけでなく、「マウスピースとの戦い」も外せない話題です。
重量級ならではの迫力を持ちながら、試合前のわずかな道具に悪戦苦闘する姿は、多くのファンを笑顔にしてきました。
ここでは、その印象的なエピソードと克服までの道のりを振り返ります。
初めてのマウスピース装着で大苦戦
ぶーちんが初めてマウスピースを装着したのは、BreakingDown10の大宮市代表オーディション。
初戦に向けて緊張感が高まる中、口にマウスピースを入れた瞬間、強い吐き気を催し「オエーッ」とえずいてしまいます。
目には涙が浮かび、周囲の関係者も思わず苦笑。
この映像はオーディションの様子とともにYouTubeで公開され、ネット上では「タイマン無敗の男が小さなマウスピースに負けている」「このギャップがたまらない」と大きな話題になりました。
迫力ある喧嘩スタイルとの対比が、彼のキャラクターを一層際立たせる出来事となります。
恒例の”マウスピース芸”
初戦での苦戦がきっかけとなり、その後もぶーちんとマウスピースの”相性の悪さ”は続きます。
地下格闘技の試合やBreakingDown16オーディションでも、装着のたびにえずいたり、口の中で落ち着かずに何度も付け直す姿が見られました。
この様子はファンの間で”マウスピース芸”と呼ばれ、試合前の恒例行事に。
試合の緊張感をほぐすようなコミカルな場面として、観客や視聴者を和ませる存在になっています。
喧嘩無敗という肩書きと、不器用で愛嬌のある一面とのギャップは、ぶーちん人気の大きな要因です。
克服とその後
長らく苦しめられてきたマウスピース問題ですが、師匠であるエンセン井上の助言により転機が訪れます。
エンセンとともに歯科医院を訪れ、ぶーちん専用のオーダーメイドマウスピースを製作。
自分の歯型にぴったり合うため、装着時の吐き気もほぼなくなりました。
以降の試合では問題なくマウスピースを装着し、以前より落ち着いて試合に臨めるようになったものの、一部のファンからは「克服は嬉しいけど、あの芸が見られなくなるのは寂しい」という冗談交じりの声も上がっています。
こうして”マウスピースとの戦い”は幕を閉じましたが、その姿は今も多くの人の記憶に残っています。
ぶーちんに彼女はいる？
格闘技イベント「BreakingDown」や地下格闘技で活躍するぶーちんは、その豪快なキャラクターと人間味のある一面から、ファンの間でプライベートにも関心を持たれる存在です。
中でも「彼女はいるのか？」という恋愛事情は、SNSや動画配信を通じて彼の生活を垣間見ているファンにとって気になる話題のひとつです。
しかし、現時点でぶーちんが公式に交際相手を公表した事実はありません。
YouTubeやInstagramなどの投稿では、仲間との写真や試合の様子、トレーニング風景がほとんどを占めており、恋人らしき人物を紹介する場面は確認できません。
時折、女性と一緒に写っている写真や動画が見られますが、それらは友人やイベント関係者、あるいは撮影企画での共演者である可能性が高いと考えられます。
過去のインタビューや配信では、「今は格闘技と仕事に集中している」と語っており、恋愛よりも自身の活動を優先するスタンスがうかがえます。
荒れた生活から更生し、格闘技界での地位を築き上げようとしている現在、恋愛は二の次になっているのかもしれません。
いずれにしても、ぶーちんの恋愛事情は明かされていませんが、今の彼にとって最大のパートナーは格闘技そのものだといえるでしょう。
まとめ
ぶーちんは、元暴走族総長という過去や二度の逮捕歴など、決して平坦ではない人生を歩んできました。
しかし、その過去を隠さず語り、反省を経て新たな道へと進む姿勢は、多くの人から「人は変われる」という希望を感じさせています。
格闘技経験はないにもかかわらず、BreakingDownや地下格闘技の舞台で重量級ならではのパワーと度胸を発揮し、次々と試合をこなしてきた実績は、努力と覚悟の証でもあります。
また、試合前のマウスピース装着でえずいてしまうという、本人も笑いに変えるほどの弱点は、彼の人間味を象徴するエピソードとしてファンに愛され続けています。
喧嘩無敗の豪快なイメージと、不器用で愛嬌のある一面のギャップは、他の選手にはない個性となっています。
SNSやYouTubeでの発信でも、仲間思いでユーモアを忘れない性格がにじみ出ており、格闘技ファンだけでなく幅広い層から支持を集めています。
ぶーちんは、ただ強いだけのファイターではなく、過去を糧に前進し続ける”物語のある選手”として、多くの人の記憶に残る存在になりつつあります。
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