横浜高校の2年生・小野舜友(おの しゅんすけ)選手は、投打にわたって才能を発揮する「二刀流」として全国から注目を集める逸材です。
小中学校時代から全国大会や国際大会で経験を積み、名門・横浜高校でも1年生から主力として試合に出場。最速140km台前半の直球を操る左腕投手でありながら、長打力と勝負強さを兼ね備えた打者としても高い評価を受けています。
本記事では、小野舜友選手のプロフィールや経歴、高校での実績、プレイスタイル、そしてドラフトでの注目度まで詳しくご紹介します。
小野舜友のプロフィール
左利きの二刀流。#小野舜友 選手#横浜高校 pic.twitter.com/BQ6o5beDZu
— ひっし野球垢 (@89cameroman) August 6, 2024
横浜高校の2年生、小野舜友選手は、二刀流のプレーヤーとして全国から注目を集めています。
それでは、小野選手のプロフィールを詳しく見ていきましょう。
名前・読み方・出身地・生年月日
名前は、小野舜友(おの しゅんすけ)です。
愛知県岡崎市出身で、2008年4月12日生まれの17歳。
身長・体重・投打
身長は177cm、体重は85kg。
バランスの取れた体格を活かし、左投げ左打ちで内野手を務めます。
さらに投手としても力強い直球とキレのある変化球を操り、打者としては長打力と勝負強さを兼ね備えています。
この実力こそが、二刀流として注目される理由です。
【横浜高校2年生 小野舜友の基本プロフィール】
・名前:小野舜友(おの しゅんすけ)
・生年月日:2008年4月12日 17歳(2025年8月現在)
・学年:横浜高校 2年生
・出身:愛知県岡崎市
・身長:177cm
・体重:85kg
・投打:左投げ左打ち
・ポジション:投手・内野手(一塁手)の二刀流
・背番号:3
・遠投:90m
・50m:6秒3
小野舜友の小中学校の野球経歴
小学校時代の所属チームと大会成績
愛知県岡崎市立福岡小学校に通っていた小野舜友選手は、地元の「岡崎南クラブ」で野球を始めました。
小学6年生の2020年には、中日ドラゴンズジュニアに選出され、ドラゴンズベースボールアカデミーで本格的な指導を受けています。
同年の「NPB12球団ジュニアトーナメント」では、阪神タイガースジュニアとの1回戦で登板し勝利に貢献。
準決勝でも広島東洋カープジュニアを下し、決勝へ進出しました。
結果は東京ヤクルトスワローズジュニアに敗れましたが、全国トップクラスの舞台で投打両面の実力を示しました。
2020年NPB12球団ジュニアトーナメントでも活躍しています。
・1回戦 vs.阪神タイガースジュニア 2-9で勝利(投手)
・準決勝 vs.広島東洋カープジュニア 4-3で勝利
・決 勝 vs.東京ヤクルトスワローズジュニア 0-4で敗北(投手)
出典:球歴.com
中学校時代の所属チームとポジション
岡崎市立福岡中学校進学後は、「東海中央ボーイズ」に所属。
創部間もないながら全国大会で優勝経験を持つ強豪チームで、内野手と投手の二刀流として頭角を現します。
2023年の「スターゼンカップ第53回日本少年野球春季全国大会」では、創部11年目にして初優勝を果たす快挙に大きく貢献。決勝では紀州ボーイズを6-0で破り、チームのエース格としての存在感を発揮しました。
中学時代の出場試合
・2022年 ジャイアンツカップ(準々決勝 vs.札幌新琴似リトルシニア 1-14で敗北)
・2023年 ボーイズ春季全国大会(決勝 vs.紀州ボーイズ 6-0で勝利)
・2023年 読売杯日本少年野球中日本大会(決勝 vs.岐阜南ボーイズ 12-6で勝利)
その他大会でも活躍。
全国大会での活躍と注目された理由
2023年、4年ぶりに開催された世界少年野球大会に中日本選抜の一員として出場。
全国から選ばれた精鋭の中で、持ち味の投打のバランスを発揮し、決勝では西日本選抜を相手に接戦を制して優勝を飾りました。
この経験により、小野選手は全国的にも「世代屈指の二刀流」として注目される存在となりました。
次の動画は、小野舜友選手が高校入学前の極秘トレーニングの様子を紹介しており、彼の才能や努力の側面を垣間見ることができます。
『横浜スーパー1年生“小野舜友”!! 高校入学直前の極秘トレーニングに密着!!
川上憲伸が異次元ピッチングをさらなる高みへ』

小野舜友の高校での活躍
横浜高校入学後の成績
小野舜友選手は、2024年春に名門・横浜高校へ入学しました。
1年生の春からベンチ入りを果たし、夏の地方大会でも登板や打席の機会を得るなど、早くも存在感を発揮しました。二刀流としてのポテンシャルを評価され、公式戦や練習試合では投打両面でチームに貢献しています。
特に秋季大会では、先発・リリーフの両方で登板し、安定したピッチングを披露。打撃でも長打やタイムリーを放ち、試合の流れを変える場面が多く見られました。
投手としての実績
#小野舜友 選手#横浜高校 2024年夏3回戦 pic.twitter.com/ktxhU7bUrc
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小野選手は最速140km前後の直球と、多彩な変化球を駆使する左腕投手です。スライダーやチェンジアップで打者のタイミングを外すピッチングを得意とし、1年生ながら強豪校相手にも堂々と投げ切る姿が印象的です。
練習試合では複数試合で二桁奪三振を記録し、打たせて取る投球と三振を奪う投球を使い分ける柔軟さも評価されています。秋季県大会では、防御率1点台の安定感を見せ、将来のエース候補として期待が高まっています。
打者としての実績
打撃面では、左打者らしい鋭いスイングと長打力が持ち味。広角に打ち分ける技術も備え、ランナーがいる場面での勝負強さが光ります。
特に夏の大会予選では、外野フェンス直撃のツーベースや試合を決めるタイムリーヒットを放ち、観客を沸かせました。
また、打席での選球眼も良く、四球を選んで出塁率を高めるなど、チームの得点チャンスを広げる役割も果たしています。二刀流ながら、打撃専任の強打者にも引けを取らない活躍ぶりです。
二刀流としてのプレイスタイル
投手としての特徴(球速・変化球・制球力)
小野舜友選手は左腕から繰り出す最速140km/h台前半のストレートが武器です。
ボールの回転効率が高く、打者の手元で伸びる球質は多くの指導者から評価されています。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップを持ち、緩急の使い分けで打者のタイミングを外します。
コントロール面も安定しており、四死球が少なく、試合の中で自らピンチを招くことが少ないのも強みです。
打者としての特徴(打撃フォーム・長打力・勝負強さ)
打撃では左打席から広角に打ち分ける能力を持ち、外角球にも逆方向への強い打球を飛ばせます。
下半身主導のスムーズなスイングとコンパクトなバットコントロールにより、力みのないフォームが特徴です。
一発で試合の流れを変えられる長打力に加え、好機での集中力とミート力の高さが光ります。
守備や走塁面での評価
守備面では、内野手としての動きの柔らかさとスローイングの正確さが際立っています。
また、肩の強さは投手経験によるもので、二遊間からの深い位置の送球も難なくこなします。
走塁では50m6秒台前半と俊足の部類で、塁間の判断の速さや積極性も評価されています。
注目される理由と魅力
第107回全国高校野球選手権神奈川大会
— HM (@yh_4_2photo2025) July 27, 2025
決勝戦(7/27)
横浜スタジアム
横浜高校vs東海大学附属相模高校
小野舜友選手(2年生)#横浜高校#小野舜友 pic.twitter.com/23bajPPOHN
高校野球ファン・スカウトの評価
小野舜友選手は、横浜高校という全国屈指の強豪校で、早くも試合で結果を残す実力を示しています。
小野選手の最大の魅力は、投打で試合を決定づける「二刀流」としてのバランスの高さです。
1年生から名門校で主力として活躍する実力は、プロのスカウトからも将来性を高く評価されています。
どちらの道に進むにしても、将来のドラフト上位候補として早くから注目されています。
強豪校でも際立つメンタルと勝負勘
小野選手のもう一つの魅力は、その強いメンタルと優れた勝負勘です。
名門・横浜高校のような強豪校では、多くのライバルがいる中でレギュラーを掴むだけでも大変ですが、彼は1年生の時からプレッシャーのかかるクリーンナップやマウンドを任されてきました。
小野選手は試合終盤やピンチの場面でも落ち着きを失わず、冷静な判断と積極的なプレーで流れを引き寄せます。
この勝負勘は、中学時代から全国大会や国際大会を経験し、大舞台に慣れていることが背景にあります。
「ここ一番」での集中力と決断力が、彼をただの有望選手ではなく“勝たせられる選手”にしているのです。
ドラフトでの注目度
現時点での評価と予想指名順位
小野舜友選手は、現役高校2年生ながらドラフト候補として、プロ野球界から高い注目を集めています。
1年生の頃から横浜高校の主力として活躍している実績が大きく評価されており、すでに多くのスカウトが彼のプレーを視察しています。
特に左腕投手としての将来性は高く評価されており、最速140km台前半のストレートとキレのある変化球、さらに左打者としての長打力を兼ね備えている点は希少価値が高いと見られています。
現時点での予想指名順位は、彼の今後の活躍次第で大きく変動するものの「高校3年時にこのまま成長すれば上位指名もあり得る」との声もあります。
特に、投打両方で高いレベルにある「二刀流」としての将来性が、球団の評価を高める大きな要因となっています。
来季の活躍次第ではドラフト1位候補に名前が挙がる可能性もあります。
プロ入りに向けた課題と伸びしろ
小野選手がプロ入りを目指す上で、いくつかの課題と大きな伸びしろがあります。
- 課題:投手としては、制球力の安定と球速アップが大きな課題です。
特に強打者相手にストライクゾーンを攻め切れるかが、今後の評価を左右します。
打者としては、変化球への対応力と打撃フォームの再現性を高めることが求められます。 - 伸びしろ:彼の最大の魅力は、まだ体が成長途上であることです。
今後、さらに体格が大きくなれば、投打ともにパフォーマンスの向上が期待できます。
また、メンタル面での強さもプロで活躍するための大きな武器となります。
どちらか一方に専念するのか、それとも「二刀流」を続けるのかといった選択も、今後の評価に影響を与えるでしょう。
しかし、彼の持つ高いポテンシャルと勝負強さは、プロの舞台でも十分に通用する可能性を秘めています。
この「課題はあるが伸びしろも大きい」という点こそ、スカウトが将来性を高く評価する理由のひとつです。
まとめ
横浜高校2年生の小野舜友選手は、投打で高いレベルを誇る「二刀流」として全国的な注目を集める逸材です。
愛知県岡崎市出身で、小学生時代から全国大会や国際大会の舞台を経験し、中学時代には全国優勝も達成。こうした実績と経験が、現在の強いメンタルと勝負勘を支えています。
高校入学後は、名門・横浜高校で1年生から主力として活躍。最速140km台前半の直球と多彩な変化球を操る左腕投手として、また広角に長打を放つ勝負強い打者としてチームをけん引しています。守備や走塁でも安定感があり、総合力の高さは世代屈指です。
プロのスカウトからは「将来のドラフト上位候補」として高い評価を受けており、課題は球速アップや変化球対応力の向上ですが、体格面・技術面ともに伸びしろは十分。来季の成績次第ではドラフト1位候補に浮上する可能性もあります。
「結果を残す二刀流」として、今後の高校野球界を代表する存在になることが期待されます。