横浜高校の2年生エースとして全国から注目を集める織田翔希(オダ ショウキ)投手。
センバツ優勝の原動力にもなった彼ですが、その実力の原点は中学時代にあります。
福岡県北九州市出身の彼は、公立中学の軟式野球部から全国大会へ出場し、当時から最速143キロを記録するなど、すでに規格外の存在でした。
本記事では、織田翔希選手の出身中学や中学時代の成績、そして現在の身長や体格の成長、横浜高校進学に至るまでの道のりを徹底的に解説していきます。
織田翔希の出身中学はどこ?才能が開花
織田翔希選手は現在、横浜高校の2年生として注目されているピッチャーです。
センバツ優勝や公式戦での快投など、高校野球界でも頭一つ抜けた存在ですが、その才能は中学時代からすでに光っていました。
ここでは、織田選手の出身中学や中学時代の環境、どのようにして現在の実力へとつながる土台を築いてきたのかを詳しくご紹介します。
福岡県北九州市出身、足立中学校でプレー
織田翔希選手は、2008年6月3日生まれの福岡県北九州市出身です。
小学校は北九州市立足立小学校に通い、1年生のときに地元の足立クラブで軟式野球を始めました。
早くから投手として起用され、小学生時代には北九州サンデー選抜レッドスターズにも選出されています。
中学は公立の北九州市立足立中学校に進学し、軟式野球部に所属しました。
硬式クラブに進む道もありましたが、ケガのリスクを避けるため、軟式を選んだと言われています。

野球を楽しみながらも、自分の体を大切にする選択ができる選手なんですね
この足立中学校は福岡県北九州市小倉北区にあり、昭和22年に創立された伝統ある中学校です。
野球部は全国大会の出場経験もある実力校で、過去には九州大会や全国大会で好成績を収めたことがあります。
中3の夏、全国大会で143キロ&ホームランを記録
織田翔希選手が中学3年生だった2023年夏、所属していた北九州市立足立中学校・富野中学校の合同チームは、第45回全国中学校軟式野球大会(令和5年度)に出場しました。
初戦では福知山市立日新中学校と対戦し、10対3で快勝。2回戦で松本国際中学校に敗れはしたものの、全国ベスト16という成績を残しました。
この大会で織田選手は2試合連続で先発登板し、伸びのあるストレートと安定したコントロールで観客を魅了。
中学3年の夏には最速143キロを記録し、軟式野球界では全国トップクラスの投手として注目される存在でした。

中学生で143キロ。“佐々木朗希2世”と呼ばれたのも頷けます
また、織田選手の魅力は投手だけにとどまりません。4番打者としても起用され、2023年8月18日(金)に行われた1回戦・日新中学校戦では、3回表に左越えのソロホームランを放っています。
これは同大会で記録された第2号本塁打であり、試合の流れを大きく引き寄せる一打となりました。
中学時代から投打二刀流全国レベルの完成度を備えていたといえるでしょう。
村田監督との偶然の出会いが進路を変えた
横浜高校への進学のきっかけは、ある偶然の出会いでした。
2023年夏、横浜高校が神奈川県大会決勝で敗れ、甲子園出場を逃したことを受けて、村田浩明監督が家族旅行で九州を訪れていました。
その旅先で「福岡にすごい中学生がいる」と地元の方から紹介されたのが、当時足立中3年生だった織田翔希選手です。
紹介された試合映像を見た村田監督は、即座にそのポテンシャルに驚いたといいます。
その後、横浜高校の練習を見学した織田選手は、「グラウンドにゴミひとつ落ちていない」「あいさつがしっかりしている」ことに感銘を受け、進学を決意。福岡から神奈川へという大きな決断を下しました。
中学時代の表彰歴と実績まとめ
織田選手の中学時代の主な実績を以下の表にまとめました。
学年 | 大会名 | 成績・記録 |
---|---|---|
1年 | 秋季全日本少年軟式野球福岡県大会 | ベスト8進出 |
2年 | 新人軟式野球大会 | ベスト4 |
3年 | 九州大会(第48回) | 第3位 |
3年 | 全国中学校軟式野球大会 | ベスト16・最速143キロを記録 |
これらの実績を見ると、織田選手が中学時代から全国的な舞台で結果を出し続けていたことがわかります。
横浜高校での飛躍は、こうした経験があってこそだといえるでしょう。
織田翔希の身長・体格は?フィジカルの強さが魅力の理由
織田翔希選手は、投手としての球速やコントロールの高さだけでなく、その恵まれた体格でも注目を集めている存在です。
特に身長や体重の成長ペースは著しく、プロスカウトからも「まだ伸びしろがある」と高く評価されています。
ここでは、彼の身長や体格に焦点を当て、その成長ぶりと身体的ポテンシャルについて詳しく見ていきます。
現在の身長と体重は?
2025年7月時点での公式プロフィールによると、織田翔希選手の身長は185センチ、体重は75キロです。
中学卒業時点では182センチ・61キロだったことを考えると、約1年半で身長が3センチ、体重が14キロも増えた計算になります。
この急成長は、ただの自然成長ではありません。
本人が語るように「冬場は身体づくりをテーマに取り組んできた」とのことで、学校の栄養指導をベースに、間食やプロテインの摂取を加えるなど、自ら積極的に取り組んできた結果なのです。

身長185センチも目を引きますが、中学時から約14キロの増量は、それ以上に驚きかもしれません。体重をこれだけ増やせるのは、しっかり筋力をつけてきた証拠ですね!
身長と球速の成長を時系列でチェック
以下の表は、織田翔希選手の中学卒業時から現在(高校2年・2025年7月時点)までの身長・体重・球速の推移をまとめたものです。特に球速は、各大会で記録された数値をもとに追っています。
時期 | 身長 | 体重 | 最速球速 | 備考 |
---|---|---|---|---|
中学3年(2023年8月) | 182cm | 61kg | 143km/h | 全国中学軟式野球大会で計測 |
高校1年(2024年7月) | 184cm | 69kg | 147km/h | 神奈川大会準決勝・武相戦で更新 |
高校1年(2024年10月) | 185cm | 71kg | 151km/h | 高校野球秋季関東大会 準々決勝 |
高校1年(2025年3月) | 185cm | 75kg | 152km/h | 第97回選抜高校野球大会決勝 |
身長185cm・体重75kg・球速152km/hという現在の数値は、織田選手の努力の積み重ねそのものです。
球速の推移を見ると、中学3年の143km/hから、1年で147km/h → 151km/h → 152km/hと着実にステップアップしていることがわかります。
特に2024年7月23日の神奈川県大会準決勝・武相戦では、自己最速となる147km/hを計測し、その後も球速を更新し続けています。
2025年7月時点では最速152キロをマークし、変化球や制球力も安定。
スカウトからは「完成度の高さと将来性の両立」という高評価が続出しています。
スカウトからのフィジカル評価も高い
プロ野球スカウトからは、織田選手の体のつくりについて次のような高評価が続出しています。
- 「まだ上半身だけで投げているようにも見えるが、それが逆に伸びしろ」
- 「長身でバランスよく、力感なく投げているのがすばらしい」
- 「体全体で投げられるようになれば、高卒で即戦力」
さらに、巨人・斉藤スカウト(2025年7月20日)も「春より変化球の腕の振りが良くなっている。
フィジカル面の成長も順調だ」とコメントしており、今後の成長に期待が寄せられています。

今でもすごいけど、“これからもっとすごくなる”って言われてるのが本当に期待大ですね
フォームと体格が融合した完成度の高いピッチング
織田選手のピッチングフォームは、セットポジションからしっかりと重心を落とし、長い腕をしなやかに振り抜くスタイルです。
185センチという高さを活かし、角度のあるストレートを上から投げ下ろすことで、打者にとっては非常に厄介な球筋となっています。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップの3種を中心に使用。
特にカーブとチェンジアップは、タイミングを外す「緩急」の武器として機能しており、球速に頼らない投球術も磨かれています。

まだ高校2年なのに、投球術まで大人びてるってすごい
フィジカルの伸びとともに、投球スタイルも年々完成度を増しており、今後どこまで成長するのかが大いに注目されています。
横浜高校進学の理由とは?中学から一気に頭角を現したワケ
中学時代から全国大会に出場し、最速143キロを記録するなど、織田翔希選手は早くから注目される存在でした。
そのまま地元・福岡県内の強豪校へ進学するかと思われましたが、彼が選んだのは関東の名門、神奈川県・横浜高校でした。
なぜ地元を離れ、名門校へと進学を決断したのでしょうか?
ここでは、織田選手が横浜高校を選んだ背景と、その後の飛躍のきっかけとなる“出会い”について詳しく掘り下げていきます。
進学の決め手は「人間として成長できる環境」
織田翔希選手は、横浜高校に進学した理由として「グラウンドにゴミ一つ落ちていなかった」「選手たちのあいさつが素晴らしかった」と語っています。
2023年の秋に横浜高校を見学した際、その礼儀正しさと清潔感、組織だったチーム運営に強く惹かれたそうです。

野球だけじゃなく、人間としても成長したいと思える環境だったんですね
彼にとっては野球の技術だけでなく、“人格形成”も大きな要素だったことがうかがえます。
村田監督との運命的な出会いがきっかけ
2023年夏、横浜高校は神奈川県大会決勝で敗れ、甲子園出場を逃します。
その後、村田浩明監督が九州を訪れた際、地元の方から「すごい中学生がいる」と紹介されたのが織田翔希選手でした。
試合映像を見た監督は、その素材に驚き、スカウトに至ったというエピソードは有名です。

偶然の出会いが織田選手の進路を変えたなんて、まさにドラマですね
入学直後からベンチ入り、1年目から全国デビュー
織田選手は2024年春の神奈川県大会で1年生ながら公式戦デビューを果たし、準決勝・武相戦での4回完全投球などの実績を残しました。
秋の関東大会や明治神宮大会では2安打完封を記録し、全国レベルの実力を示しています。
選ばれる選手から、チームを引っ張るエースへ
現在は背番号10を背負い、奥村頼人投手とともに「二枚看板」としてチームをけん引。
2026年ドラフト候補としてスカウトからの注目も高まっています。

人間的な成長と野球の実力、両方でチームを支える選手になったんですね
まとめ
織田翔希選手は、福岡県の北九州市立足立中学校出身で、軟式野球部に所属しながらも全国大会で注目を集めた逸材です。
中学3年の時点で最速143キロを計測し、その実力を引っさげて神奈川の名門・横浜高校へ進学。
現在は185センチ75キロまで成長し、最速152キロを記録するなどプロ注目の存在となっています。
人間性を重視して選んだ進学先で、着実にステップアップを続ける織田翔希選手。
今後も高校野球界をリードする存在として、その動向から目が離せません。
\夏の甲子園注目選手/
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