花巻東高校の4番・古城大翔(ふるき だいと)選手について、出身中学や花巻東を選んだ理由、元プロ野球選手の父親との関係について詳しくご紹介します。
日本ハム・巨人で活躍した元プロ野球選手を父に持ち、花巻東の4番として注目を集める古城大翔(ふるき だいと)選手。

2025年夏、圧倒的な活躍で甲子園出場を決め、2026年のドラフト候補として注目の的ですね。
本記事では、古城大翔選手の出身中学や花巻東への進学理由、父・古城茂幸さんとの関係、そしてプロ注目の実力までを詳しく紹介します。
古城大翔の出身中学や小学校はどこ?
古城大翔選手は、横浜市で育ち、少年野球チームや中学の硬式クラブで野球の基礎と実力を積み重ねてきました。
小学生の頃からすでに「花巻東に進学したい」と夢を語り、目標に向かって努力を続けてきた姿勢がうかがえます。
ここでは、そんな古城大翔選手の成長の土台となった小中学校時代に迫ります。
出身中学と野球歴
古城大翔選手は、神奈川県横浜市立早渕中学校の出身です。
横浜市立早渕中学校
【住所】〒224-0025 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目4−1
中学時代は学校の野球部には所属せず、硬式野球クラブ「都筑中央ボーイズ」で腕を磨きました。
【中学時代の野球歴】
- 所属チーム:都筑中央ボーイズ(2008年創設の硬式クラブ)
- ポジション:三塁手(4番を任される)
- 実績:
- 2023年夏:全国大会に出場し、ベスト16進出
- 2023年春:DeNAベイスターズカップ出場(初戦敗退)
- 守備・打撃ともに高評価。
都筑中央ボーイズは、元プロ野球選手・前田幸長氏らが指導する強豪チームとして知られています。
古城選手は3年生の夏、全国大会で主力として活躍し、その実力が広く認知されるようになりました。
特に鋭い打球を処理する守備力や、遠くまで飛ばすバッティングが評価され、花巻東の佐々木洋監督にも中学時代からその存在を知られていたことでしょう。
出身小学校と野球歴
古城大翔選手は、横浜市内の公立小学校に通っていました。
「横浜市立勝田小学校」との情報がありますが、これは未確定情報であり、本人の発言や公的資料では確認されませんでした。
古城大翔選手が野球を始めたのは、小学1年生のとき。
地元の軟式少年野球チームである「山田バッファローズ」に入団したのがきっかけでした。
【小学生時代の野球歴】
- 所属チーム:山田バッファローズ(軟式野球)
- ポジション:不明
今の体格を考えると、小学生のころから周囲より体が大きく、バッティングでも飛距離があったんだろうなと考えられますね。
そして、当時から憧れていたのが大谷翔平選手。
大谷翔平選手の活躍に感化され、古城選手は小学生の頃から「高校は花巻東に行きたい」という夢を抱いていたという報道もあります。
「大谷さんがメジャーに行く前ですね。投打どちらもできる姿がマンガの世界みたいで、純粋に凄いなって……。第一印象が強烈で、高校は花巻東1本に決めていました」。
Full-Count “大谷翔平以来”1年春で4番の逸材 父は元巨人…指揮官絶賛の伸びしろ「誰もが認める」 より
このように、小学生時代から目標を明確に持ち、それに向けて努力を重ねてきたことが、現在の実力につながっているのです。
古城大翔はなぜ花巻東を選んだ?
古城大翔選手が花巻東高校を選んだ理由は、単なる進学先というよりも、幼いころから抱いていた憧れを形にした強い意志の表れでした。
古城選手は小学生の頃から「高校は花巻東に行きたい」と話しています。
古城選手が9歳だった頃、花巻東出身の大谷翔平選手は日本ハムで「二刀流」のスター選手として脚光を浴びていました。
大谷翔平選手の姿に強い衝撃を受けた古城選手は、「マンガの世界みたいで、純粋にすごいと思った」と振り返っています。
特に、2012年の夏の甲子園で大谷選手が藤浪晋太郎(当時大阪桐蔭)から放ったライトスタンドへの本塁打の映像を何度も見返し「自分もいつか甲子園であの舞台に立ちたい、本塁打を打ちたい」という夢を抱くようになったのです。
さらに、花巻東が誇る佐々木洋監督の指導方針にも強く魅かれていました。
佐々木監督は、選手自ら練習メニューを決定させることが重要だとし、選手たちが主体的に取り組む環境を整えています。
古城選手のようなパワーヒッターにとって、主体性や個性を尊重しフルスイングを奨励してくれる花巻東のスタイルは、まさに理想の環境だったのです。
また、父・古城茂幸氏(元巨人)と佐々木監督が国士舘大学時代の同級生だったという縁もありました。
ただし、それが進学理由になったわけではありません。
佐々木監督自身も「誰もが認める実力。1年春から納得できる活躍をしてくれた」と語っており、縁故ではなく実力での評価だったことが強調されています。
古城選手にとって花巻東は、「憧れの先輩がいたから」だけでなく、「自分の野球を伸ばすための最高の場所」だったのです。
夢に向かって着実に準備を重ねてきた古城選手が、憧れの地・花巻東で本当に実力を開花させたのは、偶然ではなく、必然だったといえるでしょう。
元プロ野球選手の父親・古城茂幸との関係は?
古城大翔選手の父は、元プロ野球選手の古城茂幸(こじょう・しげゆき)さんです。
茂幸さんは1997年に日本ハムに入団し、その後巨人でもプレー。
プロ通算16年のキャリアを持つ内野手で、現役引退後は巨人のコーチとして活躍しています。
父・古城茂幸のプロフィール
ポジション | 内野手(主に遊撃手・三塁手) |
投打 | 右投げ・左打ち |
プロ在籍年数 | 1998年〜2013年(16年間) |
主な所属 | 日本ハム、読売ジャイアンツ |
現在の役職 | 巨人内野守備走塁コーチ |
父と息子、正反対のプレースタイル
親子でありながら、プレースタイルは対照的です。
父・茂幸 | 息子・大翔 | |
---|---|---|
投打 | 右投げ・左打ち | 右投げ・右打ち |
得意なプレー | 守備・足 | 長打・パワー |
打撃タイプ | 小技を活かす巧打型 | ホームランも狙えるスラッガー型 |
父は「守備の名手」として知られ、「掃除機」と呼ばれるほどのグラブさばきでチームを支えました。
一方で大翔選手は、恵まれた体格と力強い打撃を武器に、4番としてチームをけん引しています。
技術と性格を受け継ぐ親子の絆
プレースタイルは正反対な親子ですが、性格面では「父にそっくり」と言われることも。
花巻東・佐々木洋監督(※茂幸氏と大学の同級生)はこう語っています
佐々木監督にとっての茂幸氏は大学時代から変わらぬ「やさしく、みんなに愛される」旧友でもある。父の人柄は、息子の翔大へ受け継がれていると佐々木監督は言う。「左打ちだった父親のプレースタイルとはまったく違いますが、息子は性格的なところではよく似ていますね。そこが彼のこれから一番の伸びしろだと思います」。
Full-Count “大谷翔平以来”1年春で4番の逸材 父は元巨人…指揮官絶賛の伸びしろ「誰もが認める」 より
また、大翔選手はもともと左利き。ペンや箸は左、ボールを蹴る足も左ですが、投打だけは右です。
幼少期、父から教わる中で自然と右で野球をするようになった影響と考えられていますね。
父からの言葉が今も背中を押す
小さい頃は父のような小技中心の打ち方も教わりましたが、今ではこう語っています:
小さい頃は父親みたいな小技を活かすような打ち方を教わったりした時期もありましたが、父親からも『高校では長打力を伸ばさないといけない』と言われてきましたし、今はスケールの大きいバッターを求めています
Full-Count “大谷翔平以来”1年春で4番の逸材 父は元巨人…指揮官絶賛の伸びしろ「誰もが認める」 より
現在は、花巻東OBの佐々木麟太郎選手のようなパワーヒッターを目指して努力中です。
スケールの大きなバッターになるため、冬の厳しい練習にも真正面から取り組んでいます。
古城大翔選手の中には、父から受け継いだ守備の感覚、そして努力を惜しまない姿勢がしっかりと根付いています。
親子2代でプロを目指す道のりは、技術だけでなく、人としての成長も重ねた確かなものです。
古城大翔の基本プロフィールやドラフト評価
古城大翔選手は、花巻東高校の4番打者として注目される右のスラッガーです。
その打撃力と勝負強さは、高校球界でもトップクラスとされており、すでに2026年のドラフト候補として名前が挙がっています。
古城大翔の基本プロフィール(2025年夏時点)
名前 | 古城 大翔(ふるき・だいと) |
生年月日 | 2008年生まれ(高校2年生) |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
身長 | 180cm |
体重 | 89kg(入学当初は94kg) |
投打 | 右投げ・右打ち |
守備位置 | 一塁手・三塁手 |
高校入学後の成績と実績(2024~2025)
2024年、入学してすぐ1年生の春から4番を任され、甲子園出場。
秋の東北大会では1試合6打点の大活躍を見せています。
【2024年 夏 甲子園】
試合 | 日付 | 対戦相手 | 打席 | 安打 | 打点 | 本塁打 | 打撃結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2回戦 | 8/13 | 滋賀学園 | 4 | 2 | 0 | 0 | 左安、右安、三併、三振 |
【2024年 秋 東北大会】
試合 | 日付 | 対戦相手 | 打席 | 安打 | 打点 | 本塁打 | 打撃結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1回戦 | 10/13 | 秋田商業 | 4 | 3 | 6 | 1 | 左本、左安、中飛、左安 |
準々決勝 | 10/16 | 鶴岡東 | 4 | 0 | 0 | 0 | 三ゴ、三振、四球、遊ゴ |
準決勝 | 10/19 | 青森山田 | 4 | 2 | 0 | 0 | 左安、遊安、一邪、三ゴ |
2年生で迎えた春のセンバツでは、右上腕二頭筋の肉離れにより1回戦を欠場したのもの、2回戦から守備ファーストで試合に臨みました。
【2025年 春 選抜甲子園】
試合 | 日付 | 対戦相手 | 打席 | 安打 | 打点 | 本塁打 | 打撃結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2回戦 | 3/23 | 二松学舎大付 | 5 | 1 | 1 | 0 | 中安、左犠飛、三振、一邪、三振 |
準々決勝 | 3/26 | 健大高崎 | 4 | 1 | 0 | 0 | 遊ゴ、中安、三併、三振 |
2025年夏の岩手県大会では、怪我明けながら5試合で打率.524・9打点。
特に準々決勝でのサヨナラ3ランは圧巻でした。
回戦 | 対戦相手 | 打数 | 安打 | 打点 | 打率 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|---|
1回戦 | 盛岡中央 | 不明 | 1 | 0 | – | 4回に中安打 |
3回戦 | 一関学院 | 4 | 4 | 2 | 1.000 | 2安打は適時打、二塁打1本 |
準々決勝 | 専大北上 | 不明 | 不明 | 3 | – | 8回コールドを決めるサヨナラ3ラン |
準決勝 | 久慈 | 3 | 1 | 0 | .333 | |
決勝 | 盛岡大付 | 不明 | 不明 | 1 | – | 5回に貴重な左前適時打 |
大会合計 | 21 | 11 | 9 | .524 |
スカウト・専門家からの評価
プロ注目ポイントは、
- パワーだけでなく広角に打てる柔らかさも兼ね備えている
- フルスイングが魅力で、低反発バット時代に対応できる打撃技術
- 大舞台でも気後れしない精神力と集中力の高さ
と言っていいでしょう。
また、高校通算本塁打数は非公開ながら、すでにプロのスカウトが注目しており、来年(2026年)のドラフト候補としてリストアップされているのではという報道もあります。
今後の課題と期待
- 守備では「腰高になる癖」があり、一塁・三塁ともに更なるレベルアップが必要
- 打撃では「左手の使い方」に課題を感じており、バランスの取れたスイング作りが鍵
- 冬場のトレーニングでさらなる成長が期待されている
古城選手はまだ2年生ですが、すでに全国レベルでの実績と注目を集める存在です。
花巻東の新たな看板選手として、2026年のドラフトでも上位指名が予想される逸材といえるでしょう。
まとめ
古城大翔選手は、父・古城茂幸さんの背中を見て育ち、小学生のころから「花巻東に進学したい」という夢を持ち続け、それを本当に実現させた努力の人です。
その成長の軌跡をあらためて整理してみましょう。
【古城大翔の歩みまとめ】
- 出身は神奈川県横浜市
- 小学1年生で野球を始める(山田バッファローズ)
- 中学では都筑中央ボーイズで全国大会出場
- 花巻東を選んだ理由
- 憧れの大谷翔平選手の母校であり、本人も小学生のころから志望
- 打撃力を伸ばせる環境と、佐々木洋監督の指導方針が合致
- 父・茂幸さんとの関係
- プロ16年の実績を持つ内野手で、守備や姿勢面で強く影響を受けた
- 投打こそ違えど、親子でプロを目指す2世として注目されている
- 選手としての特徴と評価
- 長打力と勝負強さが光る右のスラッガー
- 2025年夏の岩手県大会では打率.524、9打点の好成績
- すでにプロのスカウトも注目し、2026年ドラフト候補の1人に数えられる
古城大翔選手の活躍は、父からの技術的な土台と、本人の強い意志、そして花巻東という環境が見事にかみ合った結果といえるでしょう。
来年の最終学年ではどこまで記録を伸ばし、どんな未来へ進むのか。
その成長から目が離せません!
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