花巻東高校の期待の二刀流スラッガー、赤間史弥(あかま ふみや)選手。
恵まれた体格とパワーを武器に、甲子園やセンバツでも存在感を発揮しています。
本記事では、赤間史弥選手の身長や出身地、中学時代のエピソード、そして花巻東での活躍まで詳しくご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
赤間史弥の身長や出身地・プロフィールは?
まずは、赤間選手のプロフィールを見ていきましょう。
基本情報(生年月日・身長体重)
赤間史弥のプロフィール
- 名前:赤間 史弥(あかま ふみや)
- 生年月日:2008年7月25日
- 出身地:岩手県盛岡市
- 身長・体重:180cm、98kg
- 投打:左投げ右打ち
- ポジション:外野手・投手・一塁手
- 出身中学:盛岡市立黒石野中学校
- 中学所属チーム:盛岡北リトルシニア
- 高校:花巻東高等学校(岩手県)
赤間史弥(あかま ふみや)選手は、岩手県の名門・花巻東高校に在籍し、外野手・投手・一塁手と複数のポジションをこなす万能型の選手として知られています。
身長180cm、体重98kgという恵まれた体格は、高校球界の中でもひときわ目を引く存在です。
この堂々とした体格から放たれるスイングは非常にパワフルで、長打力を誇るスラッガータイプの打者として高く評価されています。
投打・ポジション
投打は左投げ右打ちという珍しいスタイル。
投手としては、最速130キロ後半の直球に加え、スライダー・カーブ・フォークといった変化球を巧みに操り、打者を翻弄します。
一方、打者としてはスイングスピードが137キロを計測するほど速く、その破壊力は高校入学直後から際立っていました。
入学間もない1年春からベンチ入りを果たし、いきなり準決勝の水沢商戦でバックスクリーンへの本塁打を記録。
さらに宮崎県招待試合でも本塁打を放つなど、非凡な打撃センスを早くから発揮しました。
高校1年秋以降は、外野手としてのスタメン出場機会が増え、主軸打者としてチームを牽引。
2024年秋季大会では8試合に出場し、29打数11安打、打率.379という好成績を残しています。
2年生となった2025年春のセンバツでは、初戦の米子松蔭高校戦で「4番・左翼手」としてスタメン出場し、3打数2安打2打点の活躍を披露。
続く二松学舎大附高校戦でも5番に座り、安打と打点を記録しました。この安定した打撃力と勝負強さから、「新4番」としての期待がさらに高まっています。
出身地と家族構成
赤間史弥選手は、岩手県盛岡市出身です。
出身地である盛岡市は、雪国ならではの厳しい冬を経験しながらも、野球に打ち込める環境が整った地域です。
東北地方特有の粘り強さや精神力は、彼のプレースタイルにも表れています。
花巻東高校といえば、大谷翔平選手や菊池雄星投手を輩出した全国屈指の野球名門校。
地元岩手の有望選手として、赤間選手がこの名門の門を叩いたのも自然な流れだったと言えるでしょう。
父親についての詳細な情報は公表されていませんが、幼少期から野球に取り組み続けてきた背景には、家族のサポートがあったことは間違いありません。
練習や遠征への送り迎え、日々の食事管理、試合での応援など、家族の支えが赤間選手の成長を後押ししてきたはずです。
特に成長期における体格の形成には、栄養面でのサポートが不可欠であり、98kgという強靭な体を作り上げた基盤は家庭にあると考えられます。
赤間史弥の出身中学と所属チーム
次は、赤間選手の出身中学や所属チームについて紹介します。
盛岡市立黒石野中学校時代
赤間史弥(あかま ふみや)選手の出身中学は、岩手県盛岡市にある盛岡市立黒石野中学校です。
盛岡市の東部に位置するこの学校は、地域に密着した教育活動を行っており、野球をはじめとする部活動も盛んな学校として知られています。
赤間選手は学校の野球部ではなく、より高いレベルの環境を求めて地域の硬式野球チームに所属していました。
中学時代の赤間選手は、すでに身長・体格ともに同世代の選手より一回り大きく、その恵まれた身体能力を活かしたパワフルなプレーで注目を集めていました。
学業と野球を両立しながらも、放課後や休日にはチームの練習や試合に全力で取り組み、着実に技術を磨いていったのです。
盛岡北リトルシニアでの活躍
赤間選手が中学3年間所属していたのは、「盛岡北リトルシニア」です。
リトルシニアは中学生が硬式野球を経験できる組織で、全国大会や地方大会など競争の激しい舞台が用意されています。
盛岡北リトルシニアも岩手県内では有力チームの一つで、多くの選手が高校野球の強豪校へと進学していきます。
この環境で、赤間選手は主に長距離打者としての力を伸ばしました。
パワーだけでなく、硬式球への対応力、バットコントロール、試合での勝負強さも兼ね備えていきます。
また、外野だけでなく投手としても登板し、左投げから繰り出す直球と変化球で打者を抑える姿は、二刀流としての可能性を大きく感じさせました。
中学通算20本塁打の実績
赤間選手の中学時代の大きな実績のひとつが、中学通算20本塁打という驚異的な数字です。
硬式野球でのホームランは、単なる飛距離だけでなく、打球の角度、コンタクトの正確さ、スイングスピードなど複数の要素が揃わなければ生まれません。
赤間選手はこの全てを高いレベルで兼ね備えており、長距離打者としての才能を証明しました。
1年春の県大会からベンチ入りを果たし、初めての公式戦でもホームランを記録できたのは、中学時代に積み重ねた経験と練習の成果といえるでしょう。
加えて、盛岡北リトルシニアでの対戦相手は全国大会を狙う強豪チームばかりで、そこで培った勝負勘や精神力が、現在の堂々としたプレーに直結しています。
花巻東高校での経歴と活躍
赤間選手の、花巻東高校での経歴や活躍について見ていきましょう。
1年春からベンチ入りした理由
赤間史弥(あかま ふみや)選手は、花巻東高校に入学すると同時に、その非凡な才能を存分に発揮しました。
恵まれた体格と高い野球センスは、監督やコーチ陣の目にすぐに留まり、なんと1年春の岩手県大会からベンチ入りを果たしています。
これは強豪校である花巻東においても極めて異例のことです。
ベンチ入りを実現できた大きな理由は、打撃と守備の両面で即戦力と見なされた点にあります。
打撃では、高校入学直後とは思えないスイングスピードと長打力を兼ね備え、1年春の準決勝・水沢商業高校戦ではいきなりバックスクリーンへの本塁打を記録。
さらに同年5月の宮崎県招待試合でも本塁打を放ち、全国レベルの相手にも通用するパワーを証明しました。
守備でも外野や一塁、さらには投手までこなせる器用さを持ち、チーム戦術の幅を広げる存在となりました。
甲子園やセンバツでの成績
赤間選手は、高校1年夏に早くも甲子園を経験しています。
岩手県大会を勝ち抜いての出場でしたが、残念ながら初戦で敗退。それでも全国の舞台で得た経験は、その後の成長に大きな糧となりました。
特に注目を集めたのは2025年春のセンバツ大会です。
初戦の米子松蔭高校戦では「4番・左翼手」としてスタメン出場し、3打数2安打2打点の活躍。
チャンスでしっかり結果を残す勝負強さを見せつけました。続く二松学舎大附高校戦でも5番に座り、3打数1安打1打点をマーク。
さらに準々決勝の健大高崎高校戦では4打数こそ無安打に終わったものの、守備や走塁で貢献しました。
また、2025年夏の甲子園初戦・智弁和歌山高校戦でも、初回に犠牲フライで先制打点を挙げるなど、要所でチームを勢いづけるプレーを披露。
3打数1安打1打点という結果に加え、試合終盤には投手としても登板し、わずか1打者ながら全国の舞台でマウンドに立ちました。
これにより、赤間選手は二刀流としての存在感を全国に知らしめることとなりました。
「新4番」としての役割と存在感
花巻東高校は、過去に大谷翔平選手や菊池雄星投手といった全国区のスター選手を輩出してきた名門です。
その中で、2年生の段階から「新4番」を任されるというのは、並大抵の信頼ではありません。
赤間選手は、単に打撃成績が良いだけではなく、チームの精神的支柱としての役割も担う存在に成長しています。
打者としては、スイングスピード137キロという驚異的な数値が示す通り、鋭く速いバットの出が持ち味。
長打力はもちろん、逆方向への打球や状況に応じたコンパクトなスイングも可能で、打撃の幅が広い選手です。
そのため相手投手にとっても攻略が難しく、勝負を避けられる場面も増えてきました。
また、投手としての可能性も高く評価されています。
左投げから繰り出す直球は130キロ後半に達し、スライダーやカーブ、フォークなど多彩な変化球を使い分けます。
野手としての出場が多い中でも、必要な場面で投手としてマウンドに上がる柔軟性があり、監督からの戦術的な信頼も厚い選手です。
精神面でも、甲子園やセンバツといった全国大会を経験する中で、プレッシャーに強い選手へと成長しました。
ここ一番の場面で頼りになる存在として、チームメイトからも絶大な信頼を寄せられています。
投打二刀流としての特徴と魅力
投手としての球速・変化球
赤間史弥(あかま ふみや)選手の大きな魅力の一つが、野手としてだけでなく投手としても高いレベルでプレーできる二刀流であることです。
左投げから繰り出す最速130キロ後半の直球は、角度とキレがあり、打者の手元で伸びるような感覚を与えます。
特に高校2年生の段階でこの球速を記録している点は、今後の伸びしろを考えると非常に有望です。
変化球の種類も豊富で、スライダー・カーブ・フォークを使い分けます。スライダーは横滑りする鋭い変化が特徴で、右打者の外角に逃げる球として有効。
カーブは緩急をつけて打者のタイミングを外し、フォークは終盤の勝負球として三振を奪える決め球となります。
こうした多彩な球種を持ち、状況に応じた配球ができる点は、単なる「球速型」ではない投手としての完成度の高さを示しています。
また、投手としての登板機会は野手に比べて少ないものの、全国大会の舞台でも登板経験があることは大きな財産です。
2025年夏の甲子園初戦・智弁和歌山高校戦では、試合終盤に登板し打者1人を相手に堂々と投げ切りました。
この短い登板ながら、左腕からの直球と変化球のコンビネーションは、将来的な投手としての可能性を感じさせました。
打者としてのスイングスピードと長打力
打者としての赤間選手は、間違いなくチームの主軸を担う存在です。
最大の武器はスイングスピード137キロという驚異的な数字。
このスピードは打球の初速を大きく押し上げ、フェンスを軽々と越える飛距離を生み出します。
1年春の準決勝・水沢商業高校戦で放ったバックスクリーン直撃の本塁打や、宮崎県招待試合でのホームランは、全国の高校野球関係者にも衝撃を与えました。
これらはいずれも高い打球角度と初速が組み合わさって初めて実現できるものであり、赤間選手が持つ長打力の高さを物語っています。
加えて、打撃はパワー一辺倒ではありません。
状況に応じて右方向へ打ち分ける技術もあり、チャンスではコンパクトなスイングで確実に走者を返すことができます。
2025年春のセンバツ初戦・米子松蔭高校戦では3打数2安打2打点と、勝負所での集中力を発揮。
さらに二松学舎大附高校戦でも安打と打点を記録するなど、チームの得点源として存在感を示しました。
二刀流としての将来性
赤間選手の最大の強みは、投手・野手両方で結果を残せる二刀流であることです。
野球界において二刀流選手は希少であり、特に高校野球レベルで全国大会に出場し、どちらの役割でもチームに貢献できる選手はごくわずかです。
この能力は、将来の進路やドラフト評価にも大きく影響する要素となります。
花巻東高校は、過去に大谷翔平選手という二刀流の成功例を輩出しており、そのノウハウや育成環境は国内でもトップクラスです。
赤間選手もこの環境の中で、野手としての打撃技術を磨きつつ、投手としての球速や制球力、スタミナをさらに高めていくことができます。
特に左投げ右打ちという希少なスタイルは、プロ入り後の戦術的価値も高く、将来的にどちらのポジションを本職とするか、あるいはプロでも二刀流を貫くかという選択肢が広がります。
また、精神的な成長も見逃せません。
甲子園やセンバツといった大舞台での経験は、プレッシャー下での冷静な判断力やメンタルの強さを育てます。
これらは二刀流として成功するために不可欠な要素であり、今後の成長過程でますます重要になってくるでしょう。
まとめ
赤間史弥(あかま ふみや)選手は、岩手県盛岡市出身の花巻東高校に所属する二刀流プレイヤーです。
身長180cm・体重98kgという恵まれた体格と、左投げ右打ちという珍しいスタイルを武器に、投手としては最速130キロ後半の直球と多彩な変化球、打者としてはスイングスピード137キロの長打力を誇ります。
中学時代には盛岡北リトルシニアで中学通算20本塁打を記録し、花巻東入学後は1年春からベンチ入り。
全国大会の舞台でも4番打者や投手として活躍し、「新4番」としてチームの中心的存在となっています。
花巻東は大谷翔平選手や菊池雄星投手といったスター選手を輩出した名門であり、赤間選手もその系譜を継ぐ逸材です。
今後さらなる成長と経験を重ね、プロ野球の舞台で活躍する日が来る可能性は非常に高いでしょう。高校野球ファンのみならず、多くの野球ファンがその将来に注目しています。