2025年夏の甲子園神奈川大会、今年の注目選手としてその名を轟かせているのが、横浜高校のキャプテン、阿部葉太選手です。
名門・横浜高校のキャプテンとしてチームを牽引するその姿は、多くの野球ファンの心を掴んで離しません。
今回は、そんな阿部葉太選手のプロフィールから中学時代、そして横浜高校のキャプテンとしてどのようにチームを支えているのか、さらに甲子園出場への期待まで、最新情報に基づいて詳しくご紹介します!
阿部葉太のプロフィールまとめ
横浜高校の不動のレギュラー、阿部葉太選手。その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
阿部葉太選手の名前・読み方・生年月日
名 前 | 阿部葉太 |
読み方 | あべようた |
生年月日 | 2007年8月6日 17歳(2025年7月時点) |
出身は愛知県田原市。
野球に出会ったのは小学2年生のときで、地元の軟式野球チーム「田原東部スポーツ少年団」でプレーを始めました。
阿部葉太選手の身長・体重・背番号・ポジション
阿部選手の身体能力は非常に高く、その恵まれた体格も特徴です。
遠投100m、50m5秒9という俊足も持ち合わせており、走攻守の三拍子が揃った選手として高く評価されています。
身 長 | 179cm |
体 重 | 85kg |
ポジション | 外野手(主に中堅手) |
背番号 | 8番(1年夏は20番) |
遠 投 | 100m |
50m走 | 5秒9 |
投 打 | 右投げ左打ち |
握 力 | 左右60キロ |
阿部葉太選手のプレースタイルや特徴
阿部葉太選手の最大の特徴は、走攻守すべてにおいて高水準でバランスの取れたプレーヤーであるという点です。
・広角に鋭い打球を放つ左打者
・主に1番打者を務めている
・高校通算ホームラン:3本
新基準のバットでもホームランを打てるパワーは特筆すべき点です。また、右中間方向への打球に伸びがあるのも特徴です。
新基準のバットとは、2024年から高校野球で導入された低反発の金属バットで飛距離を抑えられる設計になっています。
従来のバットより細く、打球部が厚くなり反発力を抑え打球速度を遅くし、投手の怪我のリスクを減らすことが期待されます。
守備面では
・中堅手として球際に強い
・落下点の予測やスピードを活かした守備範囲が広い
・俊足を生かして、盗塁や次の塁を狙う意識も高い
・1塁への駆け抜け:4.1秒台
振り切るスイングと鋭い選球眼でプロのスカウトからも高く評価されています。
阿部葉太の中学時代は?
プロからも注目される阿部選手は、一体どのような中学時代を送ってきたのでしょうか?
通っていた中学校は?
阿部葉太選手が通っていたのは、愛知県田原市立東部中学校です。
学校名:愛知県田原市立東部中学校
所在地:愛知県田原市神戸町中尾16番地1
種別:公立中学校
共学別学:男女共学
生徒数:387人
田原市は自然豊かな地域で、派手な都市型の育成環境ではありませんが、地元に根ざした基礎的な野球環境と指導が整った地域でもあります。
この学校は地域密着型の公立中学校で、阿部葉太選手は中学校では学校の部活動ではなく、より高いレベルを求めて愛知豊橋ボーイズという中学硬式野球チームに所属しています。
中学時代の野球経験、実績や評判
小学校時代は「田原東部スポーツ少年団」で野球を始めた阿部葉太選手は、中学進学後に硬式野球チーム「愛知豊橋ボーイズ」へと進み、より本格的な競技環境で腕を磨きました。
豊橋ボーイズでは第40期生として在籍し、当時からその実力と存在感は際立っていました。
主な大会成績としては、
- 第16回日本少年野球中日本秋季大会 優勝
- 第53回選手権大会愛知県東支部予選 優勝
- 第37回中日本大会予選 優勝
- 支部中学1年生大会 優勝
など、数々のタイトルを獲得する黄金世代の中心選手として活躍していました。
さらに、阿部選手は中学時代にもキャプテンを経験しており、すでに当時からリーダーとしての素養と責任感が備わっていたことがわかります。豊橋ボーイズで培った経験と精神力が、後の横浜高校でのキャプテンシーにもつながっているといえるでしょう。
中学1年生の時の阿部葉太。右手くすり指を骨折して練習試合に出られず。でも誰よりも声を出してみんなを応援してノートにメモを取ったりしてた。関東大会に出られないのは悔しいだろうけどめちゃくちゃベンチで働いているであろう姿が目に浮かぶ。ふっとこの中1の時の葉太を思い出したコーチでした。 pic.twitter.com/mKMdv5ky5z
— 愛知豊橋ボーイズ/豊橋スカイラークス (@skylarks1982) May 19, 2025
中学2年の夏には、愛知豊橋ボーイズのOBで横浜高校に進学し甲子園に出場した立花祥希選手(現・国学院大)との出会いが転機となります。
立花選手からの「甲子園に出たい気持ちは大事だが、出るためにどこのチームを選ぶかも重要」という言葉が、阿部選手の心に「横浜に行きたい」という強い思いを芽生えさせました。
家族のサポート
阿部選手の成長に欠かせなかったのが、家族の支えです。
特に父親の一彦さんは、ボーイズリーグや高校野球の審判員として活動していて、野球への理解と愛情にあふれた家庭で育ちました。
家では日常的にプロ野球のテレビ観戦をしていたといい、オリックスや西武の試合を一緒に観ながら野球を語り合うことが多かったそうです。
また、大会など遠征がある際には、家族が移動手段や食事面など細かい部分までサポートしてくれたことで、阿部選手はプレーに集中することができたとのことです。
技術的な成長だけでなく、精神面でも安定した環境で過ごせたことが、彼の飛躍を支えた大きな要因だったと言えるでしょう。
横浜高校のキャプテンとしての役割
名門・横浜高校でキャプテンを務める阿部選手。その背景には何があったのでしょうか。
横浜高校のキャプテンに選ばれた理由
阿部選手がキャプテンに指名されたのは、2024年5月中旬、まだ2年生の時。
名門中の名門である横浜高校において、2年生が主将を務めるのは極めて異例のこと。
村田浩明監督から「チームを変えてくれ」と託されたと語っており、この抜擢は、阿部選手が単に野球の実力だけでなく、人間性やリーダーシップにおいてもチームから絶大な信頼を得ている証拠と言えるでしょう。
中学時代にも主将経験があることから、その統率力は以前から評価されていたことがわかります。
チームメイトや監督の評価
3年生主将として横浜高校を牽引する阿部葉太選手は、今や名門校を象徴する存在となりました。
練習では誰よりも声を出し、プレーと態度の両面で後輩たちの模範となる姿勢を貫いています。
「葉太さんについていけば大丈夫」と語る選手も多いほど、チーム内での信頼は絶大です。
村田浩明監督も「彼がいるだけでチームの空気が締まる。特に夏に入ってからの集中力や統率力は、本当に頼もしい」と高く評価。
甲子園出場決定!神奈川大会を制した横浜高校
決勝で東海大相模を圧倒し、3年ぶりの甲子園切符
2025年7月27日、横浜高校が第107回夏の甲子園・神奈川県大会の決勝で東海大相模を11対3で破り、3年ぶり21回目の夏の甲子園出場を決めました。
舞台は夏の高校野球の聖地・横浜スタジアム。
春のセンバツを制した横浜と、神奈川屈指の強豪・東海大相模の注目の一戦となり、全国の高校野球ファンからも注目を集めました。
試合は序盤に動き、3回表には東海大相模の中村龍之介選手によるスリーランホームランで先制を許します。しかし、流れを引き戻したのは、やはり横浜打線の爆発力でした。
奥村頼人の逆転弾が反撃の狼煙に
3点を追う展開となった横浜は、4回裏に反撃。
主砲・奥村頼人選手のツーランホームランを含む猛攻で一挙4点を奪い、試合をひっくり返しました。打線は勢いに乗り、5回には3点、8回にも4点を追加。
終わってみれば11対3と大差をつける圧勝劇となり、スタンドの応援席は歓喜に包まれました。
投手陣は3人の継投で相模打線をしっかり封じ、初回の失点以降は粘り強い投球で得点を許さず。打線・投手ともに、春のセンバツ優勝校としての実力と底力を見せつける完璧な勝利でした。
キャプテン阿部葉太の思い「泥臭く、横浜らしく」
この試合でもキャプテンの阿部葉太選手は攻守にわたりチームをけん引。
スタメン1番・センターとして出場し、出塁・走塁・守備いずれにおいても存在感を示しました。
試合後のインタビューでは、「過去2年、夏は準優勝が続いて悔しい思いをしてきた。だからこそ、今年このチームで甲子園に行けたことが本当にうれしい」と語り、涙ぐむ姿に、スタンドからも温かい拍手が送られました。
さらに「神奈川代表として、1戦必勝で泥臭く、横浜高校らしい姿を全国に見せたい」と、春夏連覇への強い意気込みも口にしており、主将としての覚悟と責任感がにじみ出るコメントでした。
今大会の阿部選手は、準決勝や準々決勝でも安定した出塁率を記録し、得点の起点として機能。守備では複数の難しい打球を処理し、センターラインの要として存在感を発揮しました。
彼のリーダーシップが、春夏連覇に挑む横浜の原動力となっていることは間違いありません。
甲子園出場の可能性と期待
(※以下は大会前に注目されていた内容です)
阿部葉太選手が率いる横浜高校は、2025年夏の甲子園出場へ向けて神奈川県大会を戦っています。
これまで春の選抜で優勝、秋の神宮大会で27年ぶりの日本一を成し遂げるなど、横浜高校はすでに全国レベルの実力を証明してきました。
そんな中、最後の大舞台・夏の甲子園への出場と活躍が大きく期待されており、阿部選手には全国から熱視線が注がれています。
ここでは大会成績や注目された試合、そして期待される理由を詳しく解説します。
神奈川大会の成績と展望
2025年夏の第107回全国高校野球選手権・神奈川県大会では、
・横浜高校
・東海大相模
・立花学園
・向上高校
といった強豪校が残っています。(2025/7/24現在)
いずれも全国経験豊富な実力校で、特に東海大相模との対戦が現実味を帯びてきており、神奈川大会の決勝戦や準決勝での激突が期待されています。
横浜高校としては、阿部葉太キャプテンの存在が勝利への鍵となっており、守備や走塁を含めた全体の完成度が勝ち上がりに直結しています。
特に、チーム全体が1点を取りに行く姿勢と機動力を活かした攻撃に磨きがかかっており、「横浜は一味違う」と他校から警戒される存在となっています。
阿部選手自身も、打撃成績はもちろんのこと、試合中の声掛けや間の取り方など細かい部分でもチームを引き締める役割を果たしており、まさに「プレーする監督」とも言える存在感です。
平塚学園との試合で見せた逆転サヨナラ打の詳細
神奈川県大会5回戦・平塚学園戦での阿部選手の“逆転サヨナラ打”は、大会のハイライトの一つとして語り継がれる試合となりました。
9回裏、2点ビハインドで迎えた横浜高校の攻撃。2アウト2・3塁という土壇場で打席に立ったのが阿部選手でした。
プレッシャーがかかる中、カウント2-1からの内角直球をしっかりと捉えた打球は、ライト前に抜ける逆転2点タイムリー。
会場は大歓声に包まれ、阿部選手はベース上で拳を突き上げて仲間と歓喜を分かち合いました。
試合後、阿部主将は「自分で言うのも変だが、こういう場面で回ってくる。絶対に打てるという気しかしなかった」と振り返った。
引用元:スポニチSponichi Annex
この一打について、試合後に阿部選手は「絶対に自分が決めるという気持ちで打席に立った」「打った瞬間、抜けてくれと願った」と語っています。
大舞台での勝負強さ、そしてキャプテンとしての責任感が光った名場面でした。
阿部葉太選手が注目される理由と期待される活躍
阿部選手がこれほどまでに注目される理由は、その卓越した野球センスとリーダーシップにあります。
走攻守の三拍子が揃ったプレースタイルに加え、名門校のキャプテンとしてチームをまとめ上げる姿は、まさに新時代の高校球児の象徴と言えるでしょう。
夏の甲子園神奈川大会、そしてその先の甲子園で、阿部葉太選手がどのような活躍を見せてくれるのか、全国の高校野球ファンが固唾をのんで見守っています。
まとめ
阿部葉太選手は、「愛知県田原市立東部中学校」出身で横浜高校の主将を務める注目の外野手です。
中学時代から豊橋ボーイズで頭角を現し、現在は横浜高校の1番・中堅・キャプテンとしてチームをけん引。
2025年春の選抜大会での全国優勝に続き、夏の第107回神奈川県大会でも順調に勝ち上がり、甲子園出場が現実味を帯びています。
大会終盤には東海大相模・立花学園・向上高校などの強豪校との激突が予想され、勝負強い打撃とリーダーシップで阿部選手への期待がますます高まっています。
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